野谷荘司山・三方岩岳・標高1000m、ぶなの紅葉が素敵・・・09年10月24日
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紅葉前線標高800m、天気は今一はっきりしませんでしたが錦秋のぶな林は今が見頃でした。
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台風の影響で南から湿った空気が送り込まれどんよりとした曇り空、東海北陸道を北上するにしたがって雲が薄くおぼろげに太陽の輪郭も見えるようになって来ました。今回は高速道路をフルに使って日帰りでいけそうな山の中で最も遠い白山北部三方岩岳と野谷荘司山に登りました。三方岩は本来白山スーパー林道馬狩料金所標高750mから登るのですが今回は時間と行程を考えてスーパー林道荻町展望台から出発しました。紅葉は荻町展望台のある標高1200m付近が接線で登り口のぶなの紅葉はかろうじて間に合ったと言う様子です。2つの山を縦走し鶴平新道のブナ林は葉の落ちたぶなから錦秋のぶな、まだ緑が残るぶなとそれぞれの紅葉を楽しませていただけました。山の紅葉も終盤に突入です。
【行程】菰野町役場5時⇒東名阪⇒東海北陸道白川郷⇒白山スーパー林道馬狩料金所750m⇒荻町展望台駐車地8時41分1207m⇒1587mピーク9時40分⇒三方岩岳10時34分1716m⇒野谷荘司山12時40分1791m⇒赤頭山13時24分1604m⇒トヨタ自然学校15時24分711m
【全行程】9.6km、6時間47分(昼食及び休憩時間を含みます)
出発した白山スーパー林道荻町展望台の駐車場と運んでくれたマイクロバス
******* 荻町展望台から歩き始めたぶな林の紅葉 ************
*** 野谷荘司山、鶴平新道の下り、赤頭山を過ぎると紅葉に追いつきます ***
三方岩岳へ登る道中、尾根の向かい側に白く幹が綺麗なダケカンバと大門山、大笠山
出発地点の荻町展望台付近
紅葉が一番綺麗だったのは実は東海北陸道を移動するバスの車窓からの紅葉でした。特にひるがのから先の落葉松やもみじの紅葉は素晴らしく寝ている暇が無いほどでした。
初めて三方岩岳が見えました
歩き始めて1時間ほど、一つのピークを越えると正面に第一の目的地、三方岩岳の岩で囲まれた城壁のような山容が目に飛び込んできました。もうすぐです。
次第に近くなる山頂と特徴的な岩
直登は岩壁がはだかって無理、右にトラバースして頂上を目指します。ここから200mで山頂です。
枯れた湿地を横切って山頂を目指します
草が綺麗に枯れた湿地のような斜面をトラバース、一番高いところが三方岩岳の頂上です。
山頂は大勢の人達で大賑わい
山頂の岐阜県側は脆い岩壁で取り囲まれているためロープが張ってあります。足元を覗くと足がすくむ程の高度感です。
立ち枯れの稜線を歩き野谷荘司山へ
三方岩岳の山頂でゆっくり昼食を頂きました。午後から晴れてくる予定でしたが残念ながら叶いませんでした。この写真のところがちょうど中間点ぐらいです。
三方岩岳が随分遠くなりました
小さなアップダウンを4回ほど繰り返すと野谷荘司山と下山する鶴平新道の分岐になります。山頂までは分岐から10分です。
人気の無い野谷荘司山山頂に到着
山頂付近の紅葉の最盛期が終っているためかも知れませんが山頂は私たちだけでした。遠く雪をいただいた白山が見えています。
左右に鋭く切れ落ちた鶴平新道の下り始め
少し赤く見えていますがほぼ紅葉は終ってます。2年前に登ったときにはこの斜面が真っ赤でした。
岩場も点在する赤頭山からの道
岩場と切れ落ちたやせ尾根が続いた赤頭山を過ぎてもしばらくは岩場が混じった尾根を下ります。あたりの木々に紅葉が戻ってきます。
ぶなの林に突入!次第に紅葉が綺麗に
鶴平新道の中間点、尾根から北側の斜面に入りしばらく下ると綺麗なぶな林になります。最初は木の葉の無かったぶなに紅葉が戻ってきます。赤茶けた紅葉から次第に鮮やかな黄金色の紅葉になってきました。
更に下ると赤い紅葉の混じり始めました
背丈の低い楓にも赤い色が戻ってきました。その後黄緑色の紅葉に変ってきましたがこの時期緑がとても綺麗に見えます。
鶴平新道の登山口があるトヨタ自然学校に到着
快適に下る事2時間あまり、マイクロバスが待つトヨタ自然学校前の広場に到着しました。帰りはいつものように温泉で汗を流して帰宅の途に着きました。