藤内壁を突き上げる藤内沢を登りました

例年雪も安定し氷が最も発達する1月中旬から2月中旬、今年も藤内沢にやってきました。昨日降った雪でトレースは消えていましたが雪をかき分け足跡を残してきました。下の写真はこうもり滝を登るところのちょっとした氷壁です。

 

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　

藤内壁は御在所岳の北面にある大きな岩場のエリアです。岩質は花崗岩でその規模は標高差３００m以上ある日本でも屈指の岩登りの聖地です。四季を通じて楽しめとくに春と秋の週末は行列ができるほど混雑します。

 

 

 

 

 

 

 

　　次第に沢が傾斜を増してきました

 

 

テスト岩から藤内滝を登りきると気持ちの良い雪壁に出ます。前尾根のP７側面の辺りは快適に登れ楽しい所です。この後こうもり滝を越えると次第に傾斜もきつくなってきます。

 

 

 

 

 

 

 

　　コースも終盤、三ルンゼに入りました

 

 

 

藤内沢が三ルンゼとヤグラ沢とに分かれ三ルンゼを登ります。傾斜は更に強くなり硬いところはＷアックスで登ったりします。この辺りから山頂までは３０分ほどです。

 

 

 

 

 

 

 

　　　三ルンゼの氷漠です

 

 

御在所岳の氷漠で最も人気がある三ルンゼです。多くのクライマーが我先に訪れる為、週末などは長い順番待ちを強いられます。ここで割れた氷が藤内沢を直撃します。ヘルメットを着用しましょう。