08年6月21日~26日・・・ドロミテ・ガイスラー山群ハイキング
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岩とお花のパラダイス!今年のドロミテツアーは天気に恵まれました
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★南チロル・ドロミテのハイキング★・・・6月20日21日
毎年恒例のヨーロッパハイキングは南チロルのドロミテに行きました。この地域はイタリアですが長い間オーストリア帝国として反映しており今でも公用語はドイツ語です。中心的な町はBRIXENでオーストリアとの国境「ブレンナー峠」は昔ナポレオンやカエサル(シーザー)が通ったとされている交通の要です。ドロミテハイキングは人気がありシャモニのツアーでも今回で7回目です。ただ一口にドロミテと言っても広範囲でこれまで歩いて来たところはほとんど初めての地域ばかりです。例年ドロミテツアーは好天に恵まれ今回も全行程を通じて雨具の世話になったのは24日に1時間だけでした。
これだけの長いツアーをこの場で紹介させて頂くには厳しいものがあります。詳しいことは是非お店で尋ねてください。これからもドロミテは是非行きたい所です。
*********** 黄色と緑のじゅうたんです ***********
************ ハイキング初日の絶景 **********
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ミュンヘン空港に到着しました
中部国際空港を19日の23時に出発ここまで20時間が経過しています。ドイツミュンヘンから高速道路でインスブルック経由ブレンナー峠を越えてイタリア南チロルに入ります。
好天に恵まれた初日のハイキング
今朝はガスがかかっていてはっきりとは見えなかった山ですが時間と共にくっきり見えるようになりました。
黄色い花が満開の登山道周辺
今はキンポウゲの黄色い花が満開です。
どこまでもどこまでも緑と黄色のじゅうたんが続く景色は不思議な感じでした。
昼食をいただいた山小屋
往復同じ山小屋で休憩しました。どちらもしっかりビールで乾杯!!
長いグラスは500cc入ります。ゆっくり休憩しますからアルコールも抜けてしまいます。ご心配なく
野菜スープはミネストローネ
イタリア料理と言えばまずパスタ、ピッザ、そしてミネストローネ・・イタリア家庭の味でした。
小さくて古い丸太小屋の生活
この古い丸太小屋は築150年と言う事です。60代のご夫婦が週末に過ごす為、友人から譲ってもらったそうです。ここの庭は山全体と言ってもいいほどです。景色は最高!!美味しいお酒を振舞っていただきました。親切なご夫婦でした。
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★ハイキング2日目はPLOSEのピークハントです★
6月22日ブリクセンのすぐ東にある2400mのきれいなピークです。以前は軍の基地があって登れなかったそうですがソ連の崩壊によって誰でも登れるようになったそうです。日本の山に良く似た山容です。
【全行程】11.4km、5時間51分(昼食、休憩を含みます)正味2時間ぐらいかも?
登山口8時55分2015m⇒昼食を頂いた山小屋11時2093m⇒プローゼ山頂14時12分2495m⇒駐車地15時47分
********* 爽やかな縦走路が続きました **************
************ ホテルの窓から見える景色 ************
道標に導かれ歩きます
コースには全て番号が付いています。昼食後私たちは30番に向かって登ります。判りやすいでしょ。
山腹に咲くエンチアン
インクを水に流したような深い色のリンドウの仲間です。
女性の足よりも太い前足
日本よりも犬は良く見かけました。どの犬も大きく立派でした。このセントバーナードの前足は飼い主の女性の足と同じ太さでした。私が触ろうとしたらテーブルの下に隠れてしまいました。意外と臆病かも
プローゼ山頂に着きました
この写真には写っていませんが右に大きな建物があります。東側があったころの軍の施設でこの山も10年前までは登れなかったそうです。風が強くハンググライダーが数機飛んでいました。
雲につつまれるガイスラー山群
明日はあの山を周回するハイキングです。
夕食までの一時はテラスでワインパーティー
ハイキングを終えシャワーで汗を流したら夕食までのひとときはワインとビールでパーティーです。夕食は7時位からですが写真の時刻は17時過ぎでしょうか?とにかく20時ぐらいまでは太陽が出ています。
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★Peitler Kofel周遊ハイキング★
08.6月23日今回のツアーで最も長いハイキングコースです。宿泊先のホテルから30分車で移動した所から登り始め標高2400mの峠を経てシュルラーハットを目指します。トータルの歩行距離は15km以上になりますが森林帯をはるかに越えたコースは景色も良く花も多く見事でした。有名なフィネス谷の最奥の山々です。
【全行程】歩行距離16.7km、歩行時間約7時間(休憩を含みます)
ホテル発7時1700m⇒登山口7時33分1998m⇒峠10時26分2368m⇒シュルラーハット12時11分2318m⇒峠14時時08分⇒駐車地15時32分
************ 空の色が印象的な朝の景色 *************
************ 延々と続く草原と小径 *************
草原に付いたハイキングコースと道標
歩き始めは広大な草原です。緩やかなでスロープのような小径をしばらく歩き峠への登りにかかります。
写真を撮りつつ歩きますから隊列は長くなってしまいます。進みません。
道標に導かれ峠への登りにかかります
日本の登山道と違って階段状ののぼりはほとんどありません。足の筋肉はあまり疲れないのでありがたい。
峠に着くと全く新しい景色が広がりました
私たち以外のハイカーは皆さんショートパンツです。この峠から道が分かれPEITLER KOFELに向かう人達ともお別れです。
峠から続く快適なトラバースルート
峠からは多少の起伏がありますが少し下り気味のトラバースルートが山小屋まで続きます。記念写真の連続です。
シュルラーハットが見えてきた
昼食をいただく予定のシュルラーハットです。ここでは1時間ほど休憩しますので皆さん麦のビールを頂きました。明日はここに泊まります。
アルペンローゼの咲く景色
全体が草原なのでこれくらいのアルペンローゼでもまるで花壇に植えられたように視界に入ってきます
バターボールの咲く風景
キンポウゲの仲間です
駐車場までもうすぐです
一周は16kmほどあって結構長く感じました。
今晩の夕食は街に繰り出しました
泊まったホテルでもいただきますが半分は外に出てレストランでいただきます
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★ドロミテ・ガイスラー周遊ハイキング ★
08.6月24、25日ドロミテ最後のハイキングは山小屋シュルラーハットに一泊してガイスラー山群の裾野を歩きました。24日の朝、4泊お世話になったホテルEdithを出発、山小屋までは2時間ぐらいなので午前中は近くの町BOZEN(ボルッツアーノ)まで観光と昼食に立ち寄りました。昼食を終え一路登山口へ、天候は曇り空に変わり登り始めると雨になりました。今回初めて雨具を着ましたが山小屋に着くころには雨も止み晴れてきました。翌25日は快晴、気持ちよくガイスラー山群を歩きサンモリッツの途につきました。
【全行程】シュルラーハット周遊ハイキング10.7km、5時間
24日⇒登山口1679m15時22分⇒シュルラーハット2321m17時13分
25日⇒8時25分発⇒標高2450m9時02分⇒駐車地10時59分
********* 近くなって益々そそり立つガイスラー山群 ********
町の中心部にある生鮮のお店
ボーゼンは南チロル最大の町、北にブリクセン、南にトレントがある。いずれもブレンナー峠から続く街です。町は静かで観光客も少なく静かでした。街の中央には新鮮は生花や野菜、果物を売る露店がありました。
雲行きが怪しくなってきた登山口
午前中に小屋まで登っても良かったかもしれないなと思いました。ここから小屋まで2時間です。
目指す山小屋は一番高いところです
目指す山小屋は写真左の丘の上にあります。昨日昼食をいただいた山小屋です。雨で生き生きとした草を美味しそうに牛が食べていました。
標高2300mの山小屋シュルラーハットに到着
山小屋は完全予約製です。1泊は10ユーロと安いのですが、夕食は中のレストランで別途精算です。街中のレストランと全く変わらない食事は美味しかった。
かわいいハートマークのカプチーノ
よくあわ立ったミルクにカカオパウダーでハートマークが付いていました。
豪華なベーコンハムとチーズのオードブル
夕食までの一時は決まってビールを頂きながらのおしゃべりタイムです。注文したプレートには美味しいチーズとベーコンハムが贅沢に盛ってありました。山小屋の雰囲気にピッタリです。
話がはずみ消灯間際までお話が尽きない
この写真の時刻は21時ぐらいでしょうか?10時の消灯までずっとお話は続きました。山小屋のベッドは2段ベッドで毛布が各自に2枚ずつありました。暖房が効いて暖かかった。
朝陽を受けて鮮やかな峰々
小屋から少し登った丘からの景色です。最奥左の山がドロミテの最高峰ピッツボエ3100mです。ここから縦走も可能です。近い将来行きたい山です。
バターボールフラワー咲くガイスラー山群ともお別れです
とても絵になる景色。ここでは記念写真を一杯撮りました。
途中の湖畔でスナックタイム
湖には強い風が吹いていてパラセイリングを楽しんでいました。
湖の周囲には高級ホテル(1泊100ユーロ以上)が立ち並びます。私たちは少し離れたランドリンホテルに泊まりました。