【3日目】・・・ボンノム小屋から国境を越えてイタリアへ
憧れの Tour Du Mont –Blanc フランス~イタリア~スイス 11日間の旅
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2600m、フールのコルと2500m、セイニュのコルを越えていよいよイタリアへ
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ツアー2日目は今回のTMBコースの中で最も長く2つの峠を越えいよいよイタリアに入ります。フールのコルからは一端下り泊まる事も出来るモッテ小屋へ、昼食を頂き、セイニュのコル2500mを越えてイタリア、エリザベッタ小屋に向かう18kmのトレッキングです。途中いくつものビューポイントが有り天気次第の素晴らしいコースです。一周できない方にはシャモニから2日間かけてここまで歩き、モンブラントンネルでシャモニに戻るコースがお勧めです。
【行程】ボンノム小屋8時⇒フールのコル2700m⇒モッテ小屋2090m12時30分(昼食13時30分まで)⇒セイニュのコル(イタリア国境2500m)⇒エリザベッタ小屋1062m、16時50分 【歩行距離】17.1km、7時間50分
標高2600mフールのコルからの下りはお花畑の連続 6月19日・・・7月9日
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今日は快晴です!ボンノム小屋からの歩き始めです
標高2500m付近になると雪がたっぷり残ってきました。気温が低い為、沈むことなく快適に登る事が出来ました。昨日、夕陽で綺麗だった山が右端に見えています。
フールのコルから高度300mを急降下です
今回は日が当たり雪が緩んでいたためアイゼンを使うことは有りませんでした。
6年前のツアーでは全面に雪が残り真っ白な斜面になっていて全員アイゼンを付けて下りましたよ。
日本では見ることが出来ないような素晴らしい滝
なんと素晴らしい景色でしょう!落差300mほどの滑滝です。写真ではわかりませんが、緑の草原には黄色い花が一杯に咲いていました。
ここまでちょうど2時間ぐらいです。
どこまでも続くお花畑です
今日の行程は湿原が所々に有り、リュウキンカが一面に咲いていました。歩いても歩いても黄色いじゅうたんが続きました。
セイニュのコルの手前にモッテ小屋が有ります
歩き始めて4時間30分、今日の昼食の予定地モッテ小屋に到着しました。見えている草地はほとんどが牧草地で道中には乳牛が美味しそうに草をはんでいました。一つ手前のグラシエ村は美味しいチーズを作っていました。
レトロな雰囲気のモッテ小屋の内装
マーモットに成りきっているベリーガイドです。今年はなぜかマーモットを沢山見ました。昼食にはラビオリ、オムレツ、野菜スープ、トマトサラダなどをお腹一杯頂きました。
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イタリア国境、セイニュのコルへの登りは宝石にようにちりばめたお花が一杯でした
標高差は400mほど、草原に付けられたのぼり道は左に見えるエギュードグラシエを眺めながら快適に高度を稼いでくれました。セイニュのコルはいつも風が強いところです。ピンク、白、紫、オレンジ、イエロー、まるで宝石みたいです。
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セイニュのコルが近くなりました
モッテ小屋から登る事1時間、イタリア側の景色が徐々に見えてきました。峠に上がるとマッターホルンも見えるようです。
イタリア、セイニュのコル2500mに到着
地平線には遥かスイスの山が見えています。正面右がモンテローザ、左がグランコンバーン、それと重なってマッターホルンが見えているはずです。
ベニの谷に延々と続く黄色い花
この花はベッチキドニーと言われる花だと思います。よく見かける花ですがこれほど一面に咲くのを見たのは初めてです。写真は2回目のツアーの時のものです。
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リュウキンカ咲く川べりの向こうにエリザベッタが見えました
写真は最初のツアーでの写真ですから6月23日に撮った写真です。
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2週間後 に同じ場所で写した写真ですがこんなに花が変わりました
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エリザベッタ小屋での夕食風景
久ぶりに新鮮なサラダをたっぷりと頂きました。この後、イタリアならではのミネストローネ、ポークのソテー、デザートに林檎を頂きました。シャワーも有りますがワンコインで20Lのお湯が使えます。要領があって失敗すると冷水でシャワーするはめになります。
二回目のツアーではドミトリーになりました
最初のツアーは二段ベッドの個室でしたが二回目は屋根裏の大部屋ドミトリーになりました。多くの外国の皆さんと仲良くなれて楽しく過ごせました。時々は良いものです。
夕陽で赤く染まった雲が綺麗なモンブラン前衛峰
ここまで近くなるとモンブランが高いといえども隠れて見えませんでした。明日も晴天間違い無さそうです。