★Dolomite Drei Zinnen ・ドライチンネに攀りましたよ・・2012年7月8日
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ガストンレビュファー「星と嵐」に舞台にもなったドロミテのドライチンネに登りました
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2012年シャモニ・ヨーロッパHikingはイタリアドロミテで行いました。今回まで10回以上行ってきた人気のハイキングです。2年か3年後にお客様とフェラータを登る企画を下見する予定でSEXTENのホテルWALDHEIMの御主人(ドロミテのガイド)とお話をしていると「せっかくここまで来たんだからドライチンネを登りなさいよ」と勧められもっとも簡単(3級から4級)の東面の壁から登ることになりました。ドライチンネの中央にある標高2999mのチマグランデは学生時代に本で読んだことのある夢にまで見た大岸壁その山頂に立てるなんて夢のようです。
7月8日早朝出発、登山口に着くと周囲の山々が朝日で真っ赤です。外周遊歩道からモレーンを30分ほど登り岸壁基部へロープをつけて登ること2時間、午前8時15分夢の山頂に立つことが出来ました。少し岩登りが出来て穂高の縦走等の経験がある方なら楽しく登れそう。3年先のツアーにはぜひとも岩登りを加えてハイキングツアーを行いたいなと思います。皆さん期待していてください!!!
***** 午前8時15分、360度の絶景が見れるドライチンネ、チマグランデ山頂 *****
***** 外周する登山道からモレーンを30分ほど登るとクライミング開始です ******
朝5時にホテルを出発、40分ほどで駐車地に到着すると朝焼けが山々を照らして真っ赤に染まりました。装備はハーネス、ヘルメット、カラビナ少々、下降器、に靴はスポルティーバのアプローチシューズでした。
***** ロープを結んで登り始めます。全体の80%は3級程度の岩場です ******
一見もろそうに見えますがとてもしっかりした岩壁でぐいぐい登ることが出来ました。肌寒い気温でしたが背中に日があたるととても気持ちよく登ることが出来ました。浮いた岩もほとんどありません。
***** 標高2600m付近まで登ってきました。雲海に山が浮かんでいるみたい ******
ガイドのヘルベルトさんは100kgは有りそうな巨漢ですが登り始めるとさすがにガイド、とても身軽そうに登ってゆきました。装備や服はほとんどアークテリックス、サポートを受けているそうです。
****** 岩壁の一番切り立ったところです。左に見える壁はほぼ垂直 ********
****** 一見急傾斜に見えますがとても簡単な岩登りでとても楽しいですよ ******
******* 岩壁の2800m付近、今回の核心部チムニーを登ります ********
足を大きく開き左右の足場を探しながら登ってゆきます。手がかりがカッチリしているのでここも快適でした。
**** 山頂近く、数人の若いクライマーが登ってきました。皆さんお上手でした *****
一人のクライマーが花を背負っていました。山頂の十字架に飾るためです。日曜日だからなのか友人の供養なのかはわかりませんがすごいスピードで追いつき一気に抜いてゆきました。
******** 登り始めて2時間30分標高2999m、チマグランデ山頂です *******
*** 山頂から見える隣のチマオベスト北壁は圧巻!足元に見える遊歩道が小さい ***
*** 午前10時30分無事登山口近くまで下り付きました。中央がチマグランデです ***
下りは懸垂下降も数回行いましたがほとんどがクライミングダウン、ガレ場も多く穂高などでかなり慣れていないとむしろ下りが怖いと思います。
******** ドライチンネの基部に咲いていた可愛いケシの花 *********
****** Video 山行記録、ドロミテチマグランデ登攀・・2012年7月8日 ******